現役看護師Yumeが教える慢性期病院の特徴!

- 慢性期、慢性期病院とは?
- 病院の特徴、日々の業務について
- メリット・デメリット
慢性期とは?
そのため長期間医師による管理や治療、看護を必要とします。
このような患者様が入院する場所として、慢性期病院=療養型病院が挙げられます。慢性期の状態にある患者様が多く入院している病院についてお話します。
療養型病院とは?
その名前から見てわかるように治療ではなく療養をメインとする病床を持ちます。
急性期病院と違って、積極的治療を行う必要のない比較的状態が安定した患者様を受け入れる為、医療処置を行うことが少ない分、ゆとりのある病床面積や、談話室の設置が義務付けられているのも特徴。また、看護師の人員配置数も急性期病院に比べて少なく設定されています。

入院期間の目安は?
入院期間の目安は3~6ヶ月です。病院によっては入院期間を定めていない病院もあり、そのような場合は長期入院が可能です。
療養型病院(慢性期病院)の特徴は?
療養型病院は、急性期病院と比べ病床数あたりの看護師数が少ないため、看護師の負担が大きいのが特徴。
療養型病院は、患者様の急変リスクが少なく手術もほとんど無いため、安定的に働きやすいという声も聞くけどその反面、患者様の介助量などによっては人が足りなくて大変!なんて声も聞くきます。
療養型病院での業務は?
私たち看護師が療養型病院で行う業務は日常生活の援助がメインです。患者様にとっての生活の場である療養型病院での暮らしを少しでも快適に過ごしていただけるよう、日々サポートしています。
- 慢性期病院=療養型病院
- 病状が安定している長期入院の方向け
- 急性期病院より看護師の人員配置が少ない
- 入院期間の目安は3〜6ヶ月
- 看護師のメインは日常生活の援助
療養型病院で働くメリット&デメリット
- 患者さん一人一人とじっくり向き合える。
- 心身ともに負担なく働ける。
- 残業が少ないので仕事も私生活も充実させられる
- 患者様の急変による突発的な残業が少ない
- 急な呼び出しが少ない
- 病床数あたりの看護師数が少ないため、激務になるケースがある。
- 看護師としてのスキルアップが難しい。
- やりがいを感じにくい。
療養型病院は、患者様の急変リスクが少なく手術もほとんど無いため、安定して働ける反面、特徴でも説明した病床数あたりの看護師数が少ないため、患者様の介助量などによっては激務となる場合があります。
しかし一般的な看護技術の習得という面で考えると、療養型病院でのスキルアップは難しいです。急性期病院には様々な病気や症状を持つ患者様が多く、重症度も高いため、医療処置が多くあります。
急性期病院は疾患や症状も幅広いので、勉強すべきことも多く、広く深い看護知識を身につけることができます。
療養型病院では採血や注射、気管吸引などの看護技術は行いますが、その頻度は急性期に比べると少なく、急変の頻度も少なめです。
また重症患者様の集中的なケアや手術後の全身管理などを、することもありません。患者様の疾患や症状も、急性期に比べると限定されています。
Yume’sまとめ
看護師として働いている人であれば
と感じたことがあるはず。
療養型病院は、そのような気持ちをしっかり患者様の看護に生かすことができる場所です。また急性期病院とはちがい、状態の安定している患者様が多く、急性期病院のような日々の緊張感やストレスも少なく、急変する患者様や緊急入院はぼぼなく、ほとんどが予定入院の患者様なので、定時に仕事を終えることも難しくありません。
- しかし療養型病院では患者様の変化・回復を感じにくいのが現実です。元気になって歩いて退院していく姿を見る機会もほとんどありません。そのような環境で働いている看護師は、自分がやった看護の成果が見えてこず、やりがいを感じにくいケースも多い
- 療養型病院によっては意識が無く、寝たきりの患者様が入院されている為、患者様とのコミュニケーションが取りにくい事も多く、看護師主導の護になってしまいがち
